【税の確定申告 Steuererklärung】結果通知と異議申し立て Einspruch

キーワード

「識別番号」Identifikationsnummer (= Identifikation + Nummer)

「税番号」Steuernummer (= Steuer + Nummer)

「確定申告」Steuererklaerung (= Steuer税 + Erklärung申告)

「異議申し立て」Einspruch

「LBV (= Landesamt für Besoldung und Versorgung)」俸給・給与を処理する州役所。

　　　ドイツの大学は（多分）すべて州立なので、給与は州政府から支払われる。

【所得税のクラス（該当記事-税のクラス （配偶者控除など）Lohnsteuerklasse）が正しく設定されていなかったことにより、多めに取られていたお金を取り戻すため、半年間先立つ3月に確定申告を行なっていたのであった（該当記事-税の確定申告（Steuererklärung）2016）。
また、この半年後に、この件はハッピーエンドを迎えることになる（該当記事-Lohnsteuer 所得税の払い戻しを受ける）。】

Steuererklärung (確定申告)を3月24日に行っていたのですが、その結果が9月7日に出ていました。通知はオンラインシステムの通知箱に入っていて、その旨のeメールが別途届きました。

結果は、「申告で納めたとされた所得税は確認できなかった。申告された収入について、所得税はこれだけの額になる」という感じのものでした。

「？？？」、おかしいだろう。何故、所得税を重ねて払わないといけないんだ・・・。

システム上でいろいろクリックみると、どうやら異議申し立て(Einspruch)がシステム上でできるようです。早速試してみました。初めに氏名・生年月日といった基礎情報を入力するのですが・・・その中で、

Steuernummer「税番号」なるものが分からない。

私がドイツに来て初めにもらった番号は、

LBV Personalnummer

です。これは州政府が給与の管理をするために個人に付与しているものです。

住民登録が12月に済んで、年の改まる頃にもらった番号が

Identifikationsnummer 「識別番号」

です。これは全国レベルで運用されている番号で、日本の個人番号に相当します。

そして、いま入力を求められているのは、

Steuernummer 「税番号」。

この番号に心当たりがない。月々の給与明細（Bezügemitteilung）にも載っていないし、2016年の締めとして3月に届いた所得税確認書（Lohnsteuerbescheinigung）にも載っていません。

　　　・・・

そこで止まったまま、他のことが忙しく、税のことは放置してありました。仕事が一段落して、また取りくんでみようと、いつものように、誰かのブログがヒットしないかと検索を掛けていたら、ついに分かりました。

「税番号」は、確定申告をすると付与される番号だそうです。その上で見直すと、確定申告の結果通知書のはじめにハッキリ書いてありました。これで基礎情報が揃い、次のページに進めます。

基礎情報の入力ページを抜けると、次に待っていたのは申し立て内容を記述するページです。500文字以内の申し立て内容にタイトルを添えて入力できるようです。昨日までに状況を説明する文章を下書きしました。幸運なことに日本語の堪能なドイツ人の昔からの友達がいるので、その人に添削をお願いしたりしているところです。

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友達に添削してもらい、12月2日に Einspruch（異議申し立て）をシステム上で行いました。添削済みの説明はびみょうに500文字を超えていましたが、とくにエラーは起こりませんでした。2-3週間のあいだに Elster の仕様が変わったのかもしれません。

私の声、届いてくれ・・・。

Einspruch の欄に書いた文は、おおむね以下のような意味のものです：

「わたしは2016年10月からドイツで働いていますが、住民登録が12月にようやくできました。その間、税のクラス6で計算される、高すぎる税を払っていました。2017年に入ってから、税のクラスの変更の手続きをし、2017年分の税金は補償を受けました。2016年分についても確認をお願いします。必要ならば以下の番号を参照してください。

(LBV Personalnummer)

(税のクラス変更の際の参照番号) 」