イタリア入国後のための準備
イタリア移転のための準備 - Limbeckerのドイツ移住ブログ
ミラノにある日本国総領事館にも便利情報があります。
COVIDグリーンパス
日本のワクチン接種証明はイタリアでグリーンパスとして通用する旨、在イタリア日本大使館のページに書いてあります。
日本からイタリアに渡航される方向けの情報 | 在イタリア日本国大使館
このページ内に、イタリア保健省通達へのリンク
も貼られています。それによると以下の項目が、イタリア語・英語・フランス語・スペイン語のいずれかで書かれている証明書はイタリアでも有効とあります。日本のワクチン証明書はこれを満たすため、有効です。
・本人の氏名・生年月日が記されている
・ワクチンの名称とロット番号
・接種日
・発行機関(国、保健当局)の名称
長期の滞在許可
ミラノ移民局のページ
http://www.prefettura.it/milano/contenuti/Immigrazione-13310.htm
ミラノの警察(Questura)の該当ページ
https://www.poliziadistato.it/articolo/225
私の場合は下に記すように進行しました。
私の場合と相違もありますが、この記事も参考になると思います。
【留学生向け】Permesso di soggiorno(滞在許可証)発行の申請方法をSTEPごとに解説 | イタリアで暮らそう
私は研究者ビザで、リンク先の記事は留学生のビザだと思うので、相違があるのは当然だと思われます。(都市も違いますし。)
Prefettura 出頭
入国後、8日(営業日?)以内に、Prefettura(という名前の役所)に出頭します。
私は、現地の職場の担当者がアポを取ってくれて、一緒に来てくれたので簡単でした。
持ち物は私の場合は次の通りでした。
・パスポート
・16€分の marca da bollo(切手・郵便為替のようなもの。街中の tabaccheria で買える。「タバコ屋」という意味だが、切手や公共交通機関の券が買えるのだ。店に入って、"Vorrei una marca da bollo da 16 [sedici] euro, per favore" と言うだけ。)
・アパートの契約期間が明記された、アパートの人によるレター(アパートのフロントでお願いしたらすぐ作ってくれました)
・レターにサインをした人のIDカードのコピー(イタリア人は皆、Carta d'Identità というIDカードを持っています。)
あと、パスポートのメインページ・ビザページ・入国スタンプページのコピーがあるとよかったっぽかったですが、担当者がその場でコピーしていました。
手続きはスラスラ進み、終わると封筒と、2種類の書類と、振込用紙を渡されます。
この書類のうち片方は納税者番号 (codice fiscale) が記されたものなので、次に説明する郵便局での手続きに進む前に、スキャンして手元に残しておきます。
codice fiscaleは氏名・生年月日・出生地から機械的にも計算できます。
これを使って、次は、sportello amico の機能を持った郵便局に行きます。ミラノにある、該当する郵便局のリストは、次のリンクの通りです。
http://www.prefmi.it/sui/prf_est/elencoSportelliAmici.pdf
ご自宅や職場の郵便番号をファイル内検索すると、最寄りの郵便局が見つけられるでしょう。
郵便局での手続き
私は prefettura の翌週に行きました。Prefettura でもらった封筒・書類・振込用紙および、
・パスポート
・メインページのコピー
・ビザページのコピー
・入国スタンプのコピー
を持って、sportello amico の機能を有する郵便局に行きます。(私は同僚に一緒に来てもらいました。)
振込用紙には、名前と住所を書く欄が2、3あるので、同僚などに教えてもらって書き込んでおくのも良いでしょう。
郵便局では、番号札をまずとる必要がありますが、番号札マシンは英語表示もしてくれるので簡単です。
一旦窓口に呼ばれたら、110€程度の料金(滞在期間による)を払って、言われるがままにいくつかの書類にサインすればおしまいです。
次は Questura(警察署)での手続きがあるのですが、このアポイントメント日時が記された書類と、領収書的なもの2種類の、合計3枚の紙がホチキスされたものが受け取れます。
Questura(警察署)での手続き
住民登録
滞在許可とは別に、住んでいる都市の役所(comune)での住民登録があります。
ミラノの場合は次のリンク
https://www.comune.milano.it/servizi/residenza-cittadini-stranieri
健康保険に入るにはこれを済ませていることが必要です。
筆者はこれを進めているところです。
健康保険
公的健康保険の名前はSSN (Servizio Sanitario Nazionale) といいます。
在イタリア日本大使館によると、「外国籍の者であっても、正規にイタリアに滞在する者はSSNに登録することができます。」
国民健康保健サービス(SSN)加入方法のお知らせ | 在イタリア日本国大使館
私のように研究ビザでの滞在を目指す者も、SSNに任意加入できるのではないかと思います(日本大使館の記述からははっきり分かりませんが)。どうやら滞在許可証などをしっかり受け取ってからの手続きになるようです。
基本的な手順は
(1)郵便局等で保険料を支払う。
(2)必要書類を持って、住民登録している又は居住している地域を管轄する地域保健所(ASL)の窓口でSSNへの登録手続きを行う。
●SSNへの登録手続が済むと仮の保険証(tessera sanitaria)がもらえます。保険証本体は登録した住所に後日郵送で届きます。
ということのようです。
必要な情報は、地域保健所 (ASL) が提供しているそうです。
分かりやすい誰かのブログ
【イタリアの健康保険】留学生の加入手続き解説|必要書類や保険料は?
ビザ取得に際してブログ主が契約した民間の保険も紹介されています。
ミラノ当局のページ
携帯電話
電波の互換性
自分の持っている携帯電話が対応している電波の周波数と、イタリアで飛び交っている電波の周波数が一致していることを確認する必要があります。
GSM World Coverage Map- GSM Country List by frequency bands
国別の周波数は、このページで確認することができます。携帯電話側の情報は、メーカーのページでわかります。最近のiPhoneは当然大丈夫そうです。OPPO AX7も使えるようです。
SIMカード
私は Malpensa 空港から入国しましたが、手荷物回収所でSIMカードを売っていたので早速買いました。70GBで42€くらいでした。
イタリア人が普通に契約しているSIMは、毎月80GB/9.99€とかだというので、SIMカード入手に際して同僚の助けが期待できる場合は、なるべく安いものを買っておけば良いでしょう。(80GBなんて使い切れませんよね。私は日本では3GB/1700円でした。)
アパート
次のサイトが、アパート探しでよく使われているようです。
affitto という項目が、賃貸物件を探す場合です。
私ははじめは大学の方に斡旋された施設に入りますが、お金がかかるので、2-3ヶ月でリーズナブルな家賃のアパートを見つけて移りたいと思っています。
賃貸住宅事情や、用語がまとめられている便利なサイト
イタリア語が分からなくても大丈夫!賃貸情報サイトで使われているイタリア語を詳しく解説 | イタリアで暮らそう
銀行口座
N26というオンラインの銀行が便利っぽいので、気になっています。
次の誰かのブログに、N26がどんな物か書かれています。
日本に居ながらでは口座は開設できないようなので、到着次第ということになりますかね。
到着してから同僚に Revolut というアプリ・銀行サービスを勧められたので、まずはこちらのアカウントを作ってみました。本人確認書類をカメラで撮影するだけで口座が作れます。
また、Wiseという送金サービスで、この口座に、日本に持っている資金を送っています。
インターネット
運転免許証
保育園
このサイトに、日本人が多く通う私立の保育園が挙げられています。
ミラノ在住日本人がおすすめするミラノの幼稚園・保育園情報 | ロコタビ
Ada Bolchini dell'Acqua (20147 Milano)
Scuola Montessori Onlus (20148 Milano)
子どもとあなたの家族関係を証明する書類を出さなければならないので、日本で日付の新しい戸籍謄本を取得しておきましょう。
ミラノ総領事館で、これをもとにイタリア語の家族関係証明書を出してくださるっぽいです(戸籍謄本が6ヶ月以内であることが必要)。
Carta d'identità
イタリア人ならみんな持っているIDカードです。
滞在許可が出てから取得できるようです。
SPID
いろいろなサービスを受けるのに便利なIDカードのようなものだそうです。
Carta d'identità が取得できてからになります。
SPID・PEC ・CIE・デジタル著名とは?所有する必要はあるのか? | Mazzeschi Legal Counsels