ドイツでの携帯電話
日本でもそうですが、ドイツでもなにかの手続き時に携帯電話番号が必要な場面があります。
また、人との最低限の連絡にも携帯電話があった方が便利です。
キーワード
「SIM Karte」 SIMカード
「freischalten」(SIMカードを)有効化する
「prepaid」 プリペイド
「dual-SIM」 SIMカードを2枚挿せる(携帯端末)
「Starter Kit」 スターターキット(SIMカードのこと)
「aufladen」 積み増し、チャージ(プリペイドSIMカードの)
【携帯電話端末】
ドイツでは、日本と違って、携帯電話と通信会社は別々に選ぶのが普通のようです。電機屋さんに行くと(SIMフリーの)携帯電話が棚にたくさん並べられています。SIMロックされている携帯電話は一般的ではない(まったく無い?)ので、SIMフリーという言葉もありません。
私は17€の手のひらに収まる小さな携帯電話を買いました。軽くて便利でした。
【SIMカード】
SIMカードはスーパーマーケットやドラッグストア「dm」で手に入ります。スターターキットと、積み増し用のチケットがあるので、間違えないようにしましょう。ハッキリ書いてあるので難しくはありません。
SIMカードを買って帰って来たら、インターネットを通じてカードを有効化する手続きをとります。ドイツ語の動詞で freischalten と言います。SIMカードのパッケージを開けると、そのSIMカードの電話番号や有効化用のパスワードが書かれた紙が入っています。それを見ながら指定のURL(これも紙に書いてある)にアクセスして名前や住所を入力すると出来上がりです。
※2017年7月ごろから、本人確認の手続きが厳しくなったようです。
この入力の際に、料金体系の選択もあります。私はプリペイドカード(prepaid)として使うことを選びましたが、銀行口座を登録して月々の契約にすることもできるようです。
有効化されたSIMカードは、どんな携帯電話に挿しても通信できます。SIMカードを挿す場所は、大抵は電池の裏にあります。
スターターキットは 10€ 相当のものが一般的で、ひと月有効と書いてあります。が、通信会社のほうで積極的にSIMカードを無効化するまでは機能しつづけるようです。私の通信量はすごく少なかったので(1日数通SMSをやりとりするだけ)、そのまま半年もちました。
SIMカードによって通話料が安いもの・テキストメッセージが安いもの・SNSサービスへのアクセスが安いもの・速度が早いもの・EU圏内ならどこでも使えるものなど様々です。ドイツ語が得意なら自分好みのSIMカード探しにトライしてみてください。ドイツに着いたばかりでとりあえず生活の基盤を作らなければならない、という方は、Starter Kit と書いてあれば大概どれでもいいと思います。
【プリペイドカードの積み増し/チャージ】
スーパーマーケットやdmでSIMカードを買ったのと同じ棚に、積み増し用のチケットが売られています。日本のコンビニで見るアマゾンの商品券と同じです。これ(使用中のカードと同じ会社のもの!)を手に取りレジでお金を払うと、レシートに秘密の番号が印刷されて出て来ます。
この番号を握りしめ、積み増し用の電話番号(レシートにも載ってる)に電話をかけます。すると自動音声が電話に出て、秘密の番号を入れるように促されます。打ち込むと、
「無事チャージされました erfolgreich aufgeladen! プー・プー・プー」
のようなことを言われて積み増し完了です。
一度でできなくてもチケットが無効化するわけではないので、ためらわず電話をかけ、電話が繋がってもパニクらずに対処しましょう。